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遠くの取引先の少額の売掛金が残っているのですが・・・

【問】
決算書を見ていると何年も前から取引が止まっている相手先に対する売掛金が決算書に残っています。
この売掛金を落とす事は出来ないのでしょうか?

【答】
法人税の場合、貸倒れとして処理できる場合は次の通りとなります。
① 法的に債権が消滅する場合
② 回収不能と認められる債権の貸倒れ
③ 一定期間取引停止後弁済がない場合の貸倒れ
が上げられます。

実務上は②について客観的に回収不能の証明をする事が難しい場合が多いので①、③がよく利用されます。

まず③については次の2つの用件を満たせば備忘価額(1円)を残して残額を貸倒れとして処理する事が出来ます。ただし、売掛金についてしか認められません。

(1) 1年以上の期間、取引等が無い事
(2) 同一の地域の売掛金の合計<取立費用


 次に①についてですが、会社更生法などの法律以外にも債権放棄をする事が考えられます。
 この場合、相手に債権を放棄しますと言う内容証明を送付する必要があります。
 こうすると、貸倒れとして処理することが可能です。
 ただし、相手に十分な返済能力があるのに債権放棄をした場合は寄付金としての扱いを受ける可能性もありますので注意が必要です。

 今回の場合ですと
 ②の要件を満たしそうなので1円の備忘価額を残して貸倒処理をする
 他にも①のように債権放棄の内容証明を送付して貸倒処理する。
 以上、2つの処理が考えられます。

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2007年05月31日 08:54に投稿されたエントリーのページです。

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